犬の噛み癖の治し方はシンプルです!誰でもカンタンしつけ。
「うちのワンちゃん、なんでこんなに噛むんだろう…」
このページにたどり着いたあなたは、
きっと一度は思ったことあるかと思います。
他にも、
- ・触ろうとすると「本気で」噛まれる…
- ・甘噛みだけど、かなり痛い…
- ・撫でてあげようとすると、噛まれる…
- ・歯をむき出しにして、威嚇するように噛んでくる…
- ・家具がボロボロ…
- ・愛犬に噛まれて、怪我だらけ…
そんなあなたのために、このページでは、
犬の噛み癖の原因や治し方などについて、お話していきます。
正しい原因、治し方を知り、
ワンちゃんをお利口さんにしてあげましょう。
犬の噛み癖の原因って?
「うちのワンちゃん、噛み癖がひどいんです…」
と一言にいっても、噛む状況って色々あると思います。
例えば、
- 撫でてあげようとしてるのに噛んでくるとか、
- ご飯を与えるときに容器を取ろうとすると噛まれるとか、
- 遊んでると甘噛みしてくるとか、
- 家具や日用品を噛んでボロボロにしてしまうとか、
- 知らない人が来ると、尻尾を丸めて怖がって噛むとか、
…など、色んな状況があります。
でも、実は、犬の噛み癖の原因は、そんなにたくさんはありません。
大きく分けて二つの原因がありますが、
どちらかだと思って大丈夫です。
その二つとは、
@遊びの延長として噛む
A攻撃として噛む
です。
それぞれ見ていきましょう。
@遊びに延長として噛む
「遊びの延長として噛む」というのは、主に「甘噛み」です。
一緒に遊んでたら、噛んできた、とかそういうのってありますよね。
でも、子犬の甘噛みならまだしも、
中型犬や大型犬になってくると、
甘噛みでも相当痛かったりしますよね。苦笑
犬は人と違って「手」が使えないので、
何をやるにしても「口」で何かやろうとするんですね。
犬にとっての口は、人にとっての手。
それくらい大事な部分です。
当然、遊ぶ時も、口を使って遊びたいって思うのです。
ただ「甘噛み」と言えども、やっぱり痛いし、危険。
「遊びに延長」だったとしても、ちゃんとしつけて、
「噛み癖」は治す必要があるでしょう。
(このページの後半で噛み癖の治し方について解説しています)
A攻撃として噛む
次に、「攻撃」として噛んでる場合です。
これはどういうことかというと、
犬が自分の身に何かしらの危険であったり、不安を感じて、
相手を攻撃しようとして噛むパターンです。
この場合は、甘噛みではなく、本気で噛んできます。
仮に飼い主だとしても、時には、本気で噛んでくることがあります。
しかし、わかっておいていただきたいのは、
ワンちゃんは決して飼い主が嫌いだから噛んでいるわけではなく、
自分の身に危険を感じたり、何かが不安だったりするから噛むわけです。
なので、飼い主自身もただ感情的になってしつけていては、
根本的には改善されていきません。
この後お話しします噛み癖の治し方では、
そういったただただ感情的に押さえつけたりするものではないので、
正しい知識を学んで、信頼関係を築きながら、噛み癖も治していってください。
犬の噛み癖の治し方
さて、それでは、いよいよ、
犬の噛み癖の治し方についてお話していきます。
先ほど、「犬の噛み癖には大きく二つの原因がある」
とお話ししましたが、実は、どちらの場合でも、
基本的には噛み癖の治し方は一緒です。
そして、噛み癖を治す方法はとてもシンプルです。
色んな本やサイトで色んな方法が語られていますが、
実はもの凄くシンプルなんですよね。
なので、そのシンプルな方法を学んでもらえれば、
もう色んな本を読んだり、サイトを見たりしなくても、
カンタンに犬の噛み癖を治すことができます。
さて、そのシンプルな犬の噛み癖の治し方とは何かといいますと、
・「噛まない」=「快楽」
・「噛む」=「不快」
これをただひたすら刷り込んでいくだけです。
これは、とても大事な部分なので、もう一度言いますね。笑
・「噛まない」=「快楽」
・「噛む」=「不快」
これをひたすら刷り込むのです。
人間も含めて動物というのは、
「快楽」を求めて、「不快」を避ける。
という習性があります。
習性というか、当たり前の話ですよね。
だって、普通に考えて、
快楽な状態でずっと痛いって思いますし、
逆に不快な状態は、できることなら避けたいですよね。
この当たり前の習性を利用するのです。
つまり、飼い主が望む行動をとったときは、
ワンちゃんにとっての「快楽」を与えてあげて、
逆に、飼い主の望まない行動をとったときは、
ワンちゃんにとって「不快」と感じる状況にする、ということです。
例えば、
ワンちゃんの顔を撫でようとしたときに、手に噛みついてくる。
という悩みがあるのだとしたら、
手にタバスコを塗っておいたりするのです。
そしたら、手に噛みついて来たら、
当然、犬としては、「からーーーーー!!!!」となるわけです。笑
もちろん、1回だけではあまり効果はありませんが、
それを何度も繰り返していると、だんだん、犬は、
「あ、手を噛むと、辛い(不快な)んだ」
と学習してくるのです。
そして、同時に、噛まなかったときに
「いい子だねー、よしよし」と褒めてあげたり、
おやつを与えたりすることで、
「噛まない」=「快楽」
ということを学習していくわけです。
そういうのを何度も繰り返していると、
犬は噛まなくなっていくのです。
もちろん、これは、どんな場合の噛み癖においても使えます。
例えば、遊んでると時々甘噛みしてくるのを治したいとしましょう。
そういう時は、どうするのかというと。
まずは普通に遊びます。
そして、噛んで来たら、遊ぶのをやめて無視します。
で、犬が噛むのをやめたら、
「いい子だねー」とほめて、また遊びを再開しますl
そうすると、
「噛む」=「無視される」=「不快」
「噛まない」=「ほめてもらえるし、遊んでもらえる」=「快楽」
という風になるのです。
それを何度も繰り返すことで、犬は学習していくのです。
とにかく、
・「噛まない」=「快楽」
・「噛む」=「不快」
これを、ひたすら刷り込んでいくのです。
なので、具体的にどんなことをするか、というのは実は自由です。
上の2つを犬に学習してあげれば、それでいいのです。
ただ、注意すべきことなどもあります。
家具や日用品を噛んでしまうパターンですが、
これも、「噛んだら叱る」というのでもいいのですが、もう少し工夫が必要です。
基本的に、犬は何かしら「噛みたい」と思っています。笑
これは、ある意味、しょうがないのです。
私たち人間が「手」をじっとさせていられないのと一緒です。
なので、何も噛むものがない、というのは
あまり現実的ではないのです。
なので、噛むおもちゃを与えてあげるのです。
ですが、そのおもちゃも何でもいいわけではありません。
この場合において、大事なのは、
「おもちゃは噛んでいい」
「日用品や家具は噛んじゃいけない」
と犬が学習することです。
なので、噛むおもちゃとして選ぶのは、
日用品や家具とは素材や形態が異なるものを選ぶ必要があるのです。
例えば、スリッパを噛んで困ってる…という場合は、
スリッパと同じ、もしくは、似てる素材のおもちゃを与えても、
犬は区別がつかないのです。
だから、結局、どちらも噛む、ということになってしまうのです。
だから、全く違う素材のものを選んで、
犬に、
「あ、この素材のものは噛んでもいいんだ」
と学習させるのです。
(前述したように、スリッパを噛んだら「不快」を与える。
おもちゃを噛んだら「快楽」を与える。を繰り返すことで、学習させていきます)
椅子やテーブルの脚を噛んでしまう場合は、
与えるおもちゃは、やはり、それとは異なる素材、形態のものを選びましょう。
犬にとっての「快楽」と「不快」
さて、ここまで読んでくださったあなたは、もう
犬の噛み癖の治し方は理解してくださったかと思います。
では、ここからは、よりその効果を高めるために、
犬にとっての「快楽」は何なのか?「不快」は何のか?
ということについてもっと詳しく見ていきましょう。
「快楽」
まずは、犬にとっての「快楽」ですが、
どのようにして与えていけばいいのでしょうか。
以下に例を書いていきますので、ぜひご参考ください。
@おもちゃ
おもちゃは犬にとって快楽になります。
犬は基本的に遊んでいたい生き物なので(笑)、
おもちゃを与えることは、犬にとって「快楽」となります。
もちろん、おもちゃとして売っているものなら、なんでもいいというわけではなく、
あなたの愛犬が好きなおもちゃ、というのがあると思いますので、
そういうのを与えるようにしましょう。
Aおやつ
これも、想像はつくかもしれませんが、
おやつも「快楽」になります。
これも、おもちゃと同様、犬によって、好き嫌いがありますので、
愛犬の好みもちゃんと理解したうえで、与えたりしないと、
やはり効果も小さくなってしまいます。
でも、「おいしい」というのは非常に大きな「快楽」となるので、
これをうまく使うことができれば、噛み癖を治すのもとても簡単になるでしょう。
Bほめる
なんだかんだ言って、これが一番「快楽」になるかもしれません。
犬はご主人様に可愛がってもらいたい、という欲求は非常に強いので、
ほめてもらえるというのは、とても大きな快楽です。
飼い主であるあなたが心がけることは、
愛犬をいつも意味もなく褒めちぎることではなく、
こちらの望んだ行動をとったときに「だけ」ほめる、ということですね。
そうすることで、犬も学習していき、
よりこちらが望む行動をとってくれるようになります。
もちろん、他にもいろいろあると思いますが、
何も思いつかない、という場合は上記を参考にしてみてくださいね。
「不快」
次に、犬にとっての「不快」を見ていきましょう。
@無視
これは、ご主人様が大好きなワンちゃんにとっては、
すごく「不快」となることです。
さっきまで遊んでくれていたのに、何も反応がなくなった。。
となったら、犬はすごく悲しみます。
そこだけ見たら、すごくかわいそうですが、
しつけをすることを考えるなら大切なことですね。
無視するときの注意点ですが、
犬が噛んだ「直後」に無視をする、ということです。
時間が空いてしまうと、犬は、何が原因で無視したのか、
というのを学習できません。
基本的に、犬の短期記憶は、
10秒くらいしか持たないので、
それ以上時間があいてしまうと、
ただ「この人は、冷たい人だなー」としか思わなくなります。笑
なので、「無視」という方法を使うときは、
ぜひその辺は気を付けてくださいね。
A味で不快を与える。
先ほども書きましたが、「タバスコ」など辛い物を使ったり、
もしくは、苦いものを口に含ませることで、
「不快」を与えることができます。
これは、噛みつく対象のものに塗ることができれば一番いいですね。
ただ、家具や日用品にタバスコとかは塗ったりできないと思うので、
その場合は別の方法で「不快」を与えましょう。
ただ、手を噛んだりする時などには、使える方法だと思いますので、
ぜひ使ってみてください。
B叱る、叩く
これは、無視よりも、犬にとっては「不快」になるかもしれません。
「あんなにやさしかったご主人様が、こんなに怖くなっちゃった…」
犬はすごく傷つきます(「不快」を感じます)。
でも、これも、ちゃんと飼い主と愛犬の間に、
「信頼関係」を結ぶにあたって、とても大事なしつけとなります。
何でもかんでも「よしよしー」と言って撫でるだけでは、
本当の信頼関係は結べないのです。
あなたに子供がいるならわかるかもしれませんが、
子供にずっと「よしよし」とかやってたら、
ちゃんとした大人には育ちませんよね。
時には、「叱る」という行為も必要です。
犬も同じです。
ダメなときは叱る。
いい時は褒める。
これを徹底することでお利口さんになっていきますし、
より信頼関係も深まっていきます。
最後に・・・
いかがだってでしょうか。
犬の噛み癖の治し方は意外と簡単だということがわかっていただけたかと思います。
一応、おさらいとして書きますが、
犬の噛み癖の治し方は、
・「噛まない」=「快楽」
・「噛む」=「不快」
これをただひたすら刷り込んでいくだけです。
本当にシンプルですが、とても、効果のある方法です。
ぜひ、試してみてください。
ただ、記事のボリューム上、
今回は、より具体的なしつけの「例」という部分まで、
あまりお話しできませんでした。
こちらのページで紹介しているしつけ法を見ていただければ、
愛犬をお利口さんにする方法をより具体的に知ることができます。
ぜひ、正しい方法を用いて、
あなたと愛犬の信頼関係を築いていきましょう!
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