犬の行動の意味(気持ち)と順位。正しいしつけとは?

「愛犬の行動の意味(気持ち)を知りたい…」

 

このページにたどり着いたあなたは、
一度は思ったことがあるでしょう。

 

他にも、

  • 私には唸らないのに、娘や旦那には唸る…
  • 愛犬は家族内の順位をどう思ってるんだろう…
  • 首をかくのってどんな意味があるの…
  • 物を加えながらウロウロする…
  • 寝ているときにお尻をくっつけてくる…
  • 穴を掘るようなしぐさをする…
  • 私の口を舐めてくる…
  • 首をかしげるのってどういうこと…
…etc。

 

他にもいろいろあると思いますが、
そんな犬の行動にはどんな意味があるのかって気になりますよね。

 

このページでは、犬のあらゆる行動(22個)の意味
また、正しいしつけ法について、お話しています。

 

ぜひ、あなたの愛犬の気持ちを理解してあげて、
信頼関係を築いていきましょう。

 

 

≪目次≫
1.「唸る」意味
2.「順位」を決める行為
3.「首をかく」の意味
4.「物をくわえてウロウロする」の意味
5.「お尻をくっつける」の意味
6.「仰向けになる、おなかを見せる」の意味
7.「尻尾をおなかに巻き込む」の意味
8.「穴を掘るようなしぐさ」の意味
9.「口をなめる」の意味
10.「首をかしげる」の意味
11.「あくび」の意味
12.「目をそらす」の意味
13.「自分の足を舐める」の意味
14.「うんちをする前にぐるぐる回る」の意味
15.「ただただ、ぐるぐる回る」の意味

16.「排泄後、後ろ足で砂をかける」の意味
17.「トイレシートを噛む」の意味
18.「お尻のにおいをかぐ」の意味
19.「来客(人間)のにおいをかぐ」の意味
20.「散歩中、電柱のにおいかぐ」の意味
21.「飛びついてくる」の意味
22.「ゴミ箱をあさる」の意味
23.最後に

 

1.「唸る」意味

犬が唸る時ってありますよね。

 

来客に対して唸ったり、他の犬に唸ったり、
場合によっては、飼い主に対しても唸ったりします。

 

そういうのを見ると、

 

「犬が唸る」という行動には、どんな意味があるの?

 

って思いますよね。

 

 

まず、犬が唸る理由は、
大きく分けて3つあります。

 

@威嚇
A恐怖
B生存本能

 

それぞれについて説明します。

 

@威嚇

まず威嚇によって唸る場合があります。
これは自分のほうが「上位」だと思っていて、
「攻撃してやろーか!」という気持ちを込めて唸っています。

 

飼い主に対しても、こういう唸りが見られるときは、
しっかり、しつけを行って「順位」(飼い主が上)を
しっかり認識させる必要があります。

 

方法としては、「叱る」+「ほめる」を繰り返すことですね。

 

唸ってきたら、本気で「叱る」。
唸るのをやめたら、「ほめる」。

 

この繰り返しです。
すでに犬の中で順位が決まってしまっている場合は、
時間がかかりますが、ちゃんと続ければ、だんだんと順位は変わってきます。

 

A恐怖

次に、単純に「恐怖」を感じて、
唸っている場合があります。

 

これは、相手が上か下かとかは関係なく、
単純に「自分の身に危険があるかもしれない」と思って、
唸っている場合です。

 

こういうのは尻尾を見れば分かります。
尻尾を丸めこんでいれば恐怖で唸っています。

 

この場合は、
「これ(唸っている対象)は怖くないよ」
ということを学習させることですね。

 

これは、単純に「慣れさせる」ことで解決します。

 

B生存本能

これは、食べているものに手を伸ばすときに、
唸ったりする場合です。

 

「食べ物をとられるんじゃないか」
と思って犬は唸るのです。

 

これは飼い主であろうと、唸ったりします。

 

これの解決方法としては、Aと同じで、
「慣れさせること」です。

 

つまり、
「手が近づいてもご飯はとられない」と学習させる、
ということですね。

 

最初から、近づけすぎると唸りますので、
手の距離を一日一日だんだんと近づけていく、
ということをしていくと、だんだん慣れてきます。

 

2.「順位」を決める行為

犬が順位付けをする行為としてある、
注意すべき2つについて、理解しておきましょう。

 

@叱っても怖がらない
A前足を乗せる or マウンティングをする

 

@叱っても怖がらない

これは完全に犬にナメられています。

 

つまり、「自分の友達」もしくは「自分より下」と思われています。

 

なので、飼い主がそのような状態になってしまっている場合は、
ちゃんとしつけ直したほうがいいですね。

 

しつけ法としては、ちゃんと叱る+ほめる、ことですね。

 

A前足を乗せる or マウンティングをする

次に、「前足を乗せる」「マウンティングをする」というのも注意が必要です。

 

この行動をとったときも犬は相手を舐めています。
「自分のほうが上だぞ!」というアピールしているのです。

 

こうなっているなら、しっかりしつけましょう。

 

 

3.「首をかく」の意味

首をかく、という行動には、
「嫌がっている」ときです。

 

なので、
「やめてーーー」というアピールだと、
解釈してあげてください。

 

4.「物をくわえてウロウロする」の意味

犬って物をくわえてウロウロする時ってありますよね。
こういう行動をとるとき大きく2つの理由が考えられます。

 

@物を気に入っていて、安全な場所を探している
A遊んでほしい

 

@物を気に入っていて、安全な場所を探している

例えば、おもちゃなどをくわえてウロウロして、
何かを探しているようなときは、
そのおもちゃをどこかに隠したいと思っている、ということです。

 

この場合は、単純にその物を気に入っているので、
特にしつける必要などはありません。

 

A遊んでほしい

物をくわえてウロウロしているときでも、
特に何か探しているように見えないときは、
「遊んでーーー」というアピールです。

 

その場合は、もし時間があるときは、
遊んであげましょう。

 

5.「お尻をくっつける」の意味
一緒に寝てたりすると、お尻をくっつけてくる時ってありますよね。

 

このとき、犬は、「リラックス」しています。
つまり、相手を「信頼している」ということです。

 

犬にとってお尻は急所の一つなので、
それを押し付ける、ということは、
安全な場所に急所を隠して、攻撃されないようにしよう、
というある種の本能です。

 

この行為はしっかり信頼関係が築けている、ということですので、
特にやめさせる必要はありません。

 

6.「仰向けになる、おなかを見せる」の意味

これと似た行動として、仰向けになる、というのがあります。

 

仰向けになるというのも、同じく、
「信頼している」ということです。

 

犬にとって、「おなか」も急所なので、
そこを相手に見せるというのは、
かなり心を許しているということです。

 

7.「尻尾をおなかに巻き込む」の意味

尻尾を丸めたりする行為は、
犬は、かなりの緊張状態にあります。

 

自分より強い相手に見えるポーズで、
「降参です、、、勘弁してください…」
という気持ちがこもっています。

 

ま要は、服従している、ということですね。

 

8.「穴を掘るようなしぐさ」の意味

穴を掘る、というのは犬の本能の行動の一つで、
寝床を作っている、時に見られる行動です。

 

ただ、ソファなどをひっかかれてしまうと、
ボロボロになって大変…
ということもありますよね。

 

これは本能ではありますが、
しつけ(叱る+ほめる)でやめさせることはできます。

 

なので、犬のその行動で困っている場合は、
しっかりしつけてやめさせましょう。

 

9.「口をなめる」の意味

飼い主の口を舐めてくることってよくありますよね。

 

この行動は、そんなに悪い行動ではありません。

 

この行動の意味は大きく2つあります。

 

@飼い主に対する愛情表現
A子犬が母犬に食べ物をねだるときの名残

 

の2つです。

 

@飼い主に対する愛情表現

犬にとって口を舐める、というのは、
愛情表現の一つです。

 

なので、特に、悪い行動ではありません。
ですが、衛生上など心配などがある場合は、
しっかりしつけてやめさせましょう。

 

大事なのは、やめたら、ちゃんと褒めてあげることです。

 

そうすれば、信頼関係も崩れないで、
しつけることができます。

 

A子犬が母犬に食べ物をねだるときの名残

これは単純に犬の習性みたいなものです。

 

これは普通にしつけによってやめさせることが可能です。

 

 

@、Aいずれにしても、
しつける際に大事なのは、
舐めるのをやめたら「ほめてあげる」ことです。

 

そうすれば、信頼関係もそのままで、
しっかりこちら(飼い主)が望む行動をとってくれます。

 

もちろん、舐められるのが嫌じゃない場合は、
特にしつける必要はありません。

 

10.「首をかしげる」の意味

犬ってたまに首を傾げたりしますよね。

 

私たちは、それを見ると思わず、
「かわいいーーー」と思ってしまったりしますが、
どんな意味があるのでしょう。

 

 

実は、犬が首をかしげるというのは、

 

「気になる音がある。もっとよく聞こう」

 

と思っているときです。

 

首をかしげて、耳の位置を調整して、
しっかり音を拾おうとしているんですね。

 

犬は耳がいいので、
人間が聞こえない音や音域を聞き取っていることもあります。

 

なので、
「何も音してないのになー」と思っていても、
犬には聞こえてる場合がありますので、そういう風に思ってあげてください。

 

 

それと、これはあまりないパターンですが、
首をかしげると人間が「かわいーーー」ということを学習して、
あえて首をかしげている犬もいるっちゃいます。

 

でも、そういう犬は、稀ですので、
「何か気になる音があるんだな」
と解釈してあげればそれで大丈夫だと思います。

 

11.「あくび」の意味

犬はあくびをする時がありますが、
犬のあくびは、何かイライラしている、不安がある。
というサインです。

 

何が起こるかわからないときや
叱られたりしていて、

 

イライラしたり、不安に思ったりすると、
あくびをします。

 

なので、愛犬があくびをしたときは、
「眠いのかなー」と思うのではなく、
「不安なんだなー、イライラしてるんだなー」
と解釈してあげましょう。

 

12.「目をそらす」の意味

犬が目をそらす時は、
「敵意がない」ということを意味しています。

 

逆に、目をそらさず、じっと見ているときは、
威嚇行動です。

 

野良犬とかは、結構、人間を目上だと思ってなかったりしますので、
じっと見つめてくる、という時があります。

 

その場合は、
「あー、あの犬が喧嘩を売っているんだな」
と解釈してあげてください。

 

13.「自分の足を舐める」の意味

犬が自分の足を舐めると時というのは、
不安があるときです。

 

これはちょうど、人間が指をしゃぶっているのと、
同じ行動ですね。

 

犬にとって、足を舐めるのは、
緊張を和らげる行為で、

 

ストレスとかを感じたり、不安を感じたりすると、
そういう行動をとったりします。

 

14.「うんちをする前にぐるぐる回る」の意味

排泄前にぐるぐる回ったりする時ってありますよね。
実は、この行動の意味は、

 

落ち着いて排泄できる場所を探している

 

のです。

 

実は、犬って排泄するとき、
南北を向こうとする特徴があって、
その方角を探しているのです。
(もちろん、例外はありますが)

 

15.「ただただ、ぐるぐる回る」の意味

排泄前でなく、ただただぐるぐる回っているときは、
ストレス解消、気晴らしにやっているだけです。

 

ただ、これをやっているときは、
何かしらストレスを感じているということですので、
遊べる場合は遊んであげたりして、ストレスを解消してあげることも大事ですね。

 

16.「排泄後、後ろ足で砂をかける」の意味

排泄後、後ろ足で砂をかける行動ってよくありますよね。

 

よく誤解されがちなのですが、これは、
自分の排せつ物の臭いを周りにまき散らすためにやっています。

 

犬にとって自分の排泄物は、自分の名刺代わりなので、
「ここは俺(私)の場所だ!」という範囲を広げるためということですね。

 

ちなみに、この行動は猫とは真逆の意味なんですね。

 

17.「トイレシートを噛む」の意味

トイレシートを噛んでしまうことってありますよね。

 

これは単純に遊んでいるだけです。
バラバラになるのが楽しくて噛んでいるんです。

 

なので、バラバラにならないような、
トイレトレーを使うようにしましょう。

 

18.「お尻のにおいをかぐ」の意味

犬同士でお尻の臭いをかぐ時ってありますよね。

 

犬のとって「お尻のにおいをかぐ」というのは、
「あいさつ」です。

 

「相手の犬はどんな犬なのかなー」というのを探っているのです。

 

19.「来客(人間)のにおいをかぐ」の意味

来客時に、相手の足のにおいをかいだりすることありますよね。

 

これも基本的には、21と同じで、
「相手はどんな人なのかなー」
というのを探っているのです。

 

犬は、こんな風に、
基本的ににおいで相手の性格なども、
感じ取っているのです。

 

20.「散歩中、電柱のにおいかぐ」の意味

これもよくある行動の一つですね。

 

この行動の意味は、
「ここは誰の縄張りかなー」と確認しています。

 

21.「飛びついてくる」の意味

よく愛犬が飼い主に飛びついてくる時ってありますよね。

 

これは大体「遊んでほしーーー」アピールですので、
遊んであげましょう。

 

22.「ゴミ箱をあさる」の意味

困ってしまう行動として、
「ゴミ箱をあさる」
というのがありますよね。

 

これは別におなかがすいているわけではなく、
過去にゴミ箱からおいしそうなにおいがした、
という記憶が残っていて、
ゴミ箱をあさるのを楽しんでいるだけです。

 

ですので、室内犬を飼っている場合は、
できれば、蓋つきのゴミ箱を使うのがいいでしょう。

 

 

23.最後に

いかがだってでしょうか。

 

犬のあらゆる行動の意味について理解できたのではないでしょうか。

 

ちゃんとしつけたほうがいい物もあれば、
別にそのままでもいい、というのもあります。

 

ただ、やめさせたい行動などは、
しっかりしつけていく必要はあります。

 

多くの飼い主さんは、自己流でしつけていますが、
それでは失敗するときや時間がかかりすぎることがあります。

 

「そういうのをは避けたいな…」

 

という場合は、こちらのページで、
誰でもできるプロが教える愛犬しつけ法をご紹介しています。

 

ぜひ、参考になさってくださいね。

 

 

このページがあなたにとってお役に立つものであるなら、
管理人としてこの上ない喜びです。

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